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作品概要
なぜ発売当時に売れたのか
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岩波書店 (1986年)
本書は、1986年に刊行された、来るべき1990年代の日本経済が直面するであろう課題と進むべき方向性について論じた書籍です。著者は経済企画庁の元事務次官である宮崎勇氏。当時の日本経済が抱えていた二大テーマ、すなわち日米間で激化する「貿易摩擦(マサツ)」と、国鉄民営化に代表される「民間活力の導入(民活)」を主軸に据えています。政策当事者に近い視点から、輸出主導型経済から内需主導型経済への転換、規制緩和の推進、そして国際社会における日本の役割といった論点を提示。未来への展望を示すと同時に、バブル経済前夜という大きな転換点にあった日本の経済構造と、その時代に交わされていた議論を記録した一冊となっています。
本書が発売された1986年当時に売れた理由は、時代の大きなうねりの中心にあった国民の知的好奇心と不安に、権威ある専門家がタイムリーかつ分かりやすい形で応えたことにあると考えられます。1985年のプラザ合意以降、日本は急激な円高とそれに伴う経済の先行き不透明感に直面していました。同時に、日米貿易摩擦は深刻化し、国内では中曽根康弘内閣による「民活」路線が社会の最大の関心事でした。多くのビジネスパーソンや学生が「これから日本経済はどうなるのか?」という問いを抱える中、本書はまさにその核心である「マサツ」と「民活」をタイトルに掲げました。経済企画庁の元トップという著者の権威性が内容の信頼性を担保し、さらに岩波ブックレットという安価で薄いフォーマットが、難解な専門書を敬遠する層にも広くリーチすることを可能にしたと推測されます。未来への処方箋を求める大衆のニーズに、最適な著者と形式で応えたことが、初期の成功の要因でしょう。
では、なぜ売れ続けたのか?
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